【人脈作り&同業者との距離感】講師から経営者になる為の事前準備③

起業のコツ

前回のおさらい

発信媒体を所属先に丸投げするのではなく、雇われインストラクターの時から自身で発信媒体を持ち育てる。という事が理解できました…

でも…

これだけで起業するのは、まだとても不安です…

と、ご質問のインストラクターさんからのお悩みにお答え致します♪

 

前回までの記事はこちら♪

【ここで差がつく】講師から経営者になる為の事前準備②
前回のおさらいインストラクターとして活動しているうちから、経営者となる自分を見据えて行動する事の大切さが理解できました…でも…それだけで順調に経営できるとは到底思えないのです…と、ご質問のインストラクタ...

 

結論

  • 人脈を当てにした経営ではダメ!
  • 正しい人脈の構築方法を学ぼう
  • 同業者は敵ではない

 

人脈を頼る経営は短命となる

起業を目指す方の中で特に多い悩みや質問として

人脈はどうやって作ったらいいのですかぁぁぁ??

と、経営には『必ず人脈が必要』と思われている方がとても多いのですが…

 

そもそものお話として

経営が上手くいかない理由が『人脈』が無い事が問題なのではなく、

『人脈』に頼らないと円滑な事業経営ができない『ビジネスモデル』である事が問題なのです。

 

起業する前の事業計画を立てる段階で、人脈に頼る必要の無いビジネスモデルを構築したうえで、

正しい人脈の構築方法を実践する事がとても大切な考え方となります。

 

スクールビジネスは『BtoC』と呼ばれる一般消費者(個人のお客様)を対象とするビジネスモデルが主流であり

実は、これらのビジネスモデルは、各業界の権威性(影響力)がある人との『人脈』はあまり関係が無いのが特徴となります。

 

BtoCとは逆に『BtoB』と呼ばれる企業間取引(企業や個人事業主と取引)を対象とするビジネスモデルは、

対象企業にアプローチをする為には『人脈』が必要な場合もある事から、

企業間取引を軸にビジネスモデルを行う予定の方は、権威性がある人との人脈作りも意識する必要がありますが、

 

先ほどもお伝えした通り『人脈ありき』のビジネスモデルの構築は、自力での経営基盤ではなく他力となる為、

まずは人脈構築の必要がない『BtoC』でのビジネスモデルを構築する事が大切です。

なぜ一般消費者を対象にする必要があるのか?

一般消費者(個人のお客様)に対するビジネスモデルを構築する必要がある理由として

  • 比較的容易にお客様となってくれる
  • 退会されても大きな損失にならない

これらの2点の大きなメリットがあります。

 

個人のお客様と企業に対して行うビジネスの大きな違いは『フットワーク軽さ』があり

複雑な契約書や、必要書類が多い企業との売買契約よりも

個人のお客様の方が購入に至るプロセスが格段にスピーディーなのです。

また、個人事業主のままでは話すら聞いてくれない企業も多い点が挙げられます。

 

また、企業案件は1件当たりの売上が高い反面、ロストすると大きな損失となります。

一般消費者を多く保有するビジネスはいきなり大きく稼ぐことは難しいですが

1人退会されたとしても経営が傾く様な事にはならず、

初めて経営する人には行いやすいビジネスモデルなのです。

一般消費者向けの人脈作りとは?

一般消費者を対象とするビジネスであれば『人脈』があまり関係無いと先ほどお伝えしましたが、

これは『権威性のある人』との人脈はあまり関係がない。というお話であり

人脈自体が一切関係無いという事ではありません。

 

スクールビジネスが何よりも大切にしなければいけない人脈構築とは、

権威性のある人でも、影響力のある人でもなく

皆さんの目の前にいるお客様1人1人なのです。

 

この事を忘れて、お客様との『繋がり』を軽視した経営をされる方は、お客様から愛される事は無いでしょう。

 

起業や独立を目指されるインストラクター・講師の皆さんにとって

まず真っ先にやるべき人脈構築は、『今関わりのあるお客様』であり

そのお客様から強い信頼を勝ち取る事なのです。

起業を志すインストラクター・講師さんの中で

真っ先にやってしまう事柄として

異業種交流会やセミナーなどで多くの人脈を作ろうとしてしまうのですが

それらは多くの場合、労力に見合った見返りは少なく

むしろ、その様な場で出会う人の多くは

あなたから「どの様にして買ってもらおうか?」と、

交流ではなく商売の機会を得ようと来場している人が大半

その方達も同様に『人脈』で稼ごうとする他力な方が多い現状があります。

 

その労力を注ぐ時間とお金を、

あなたにいつもお金を支払ってくれているお客様との繋がりに時間を注ぐ方が

遥かに大きな財産となるのです。

 

人脈作り難しいなぁ…

と、思われる前に…

今目の前に居る大切な人達に対して

私は何がしてあげられるだろうか?

と行動し続ける事で、歪な『人脈』ではなく、自然と正しい『人脈』が備わってきます。

 

あなたを『助けるか、助けないか分からないような人』たちの為に貴重な資源を割くのではなく

 

いつも助けてくれる『お客様』に対して行動し続ける事が成功のカギなのです。

お客様の次に大切な人脈とは何か?

お客様への信頼作りが、人脈構築に大切な要素であると知って頂けたうえで、次に大切となるのが、

同業者への外交ルートを常にオープンにしておくという事です。

 

インストラクター・講師で活動する際に、同業者となるその他の先生方達とは、良きライバルとして、または目障りな対象として、あまり接点を取られない方も多いのですが

自身が起業した後に、その人が自身のスクールへ所属してくれたり、力を貸してくれたりなど、

色々な場面で助けられる事が意外と多いのです。

 

同業者に対して敵対的姿勢や態度を示される方も多いのですが

  • あの人のやり方は嫌いだ
  • あの人は認めたくない
  • あの人に負けたくない
  • あの人の教え方は下手だ

などなど…自分自身から距離を置いたり、閉ざしてしまう様な態度で接する事は、

後々に大きな災いとなる場合があるので、先を見据えた行動を心掛けましょう。

 

同業者は敵ではない

インストラクター・講師で活動している時期や、その後に起業した時期など

どの時期においても同業者に関する悩みは絶える事がありません…

 

私自身も新米経営者であった頃は、事業がうまくいかない理由を他責としていたり、同業者が原因だとしていた事もあったのですが…

 

皆さんにまず知っておいて欲しい事は

同業者はあなたの事業を脅かす敵ではなく

敵を作ってしまう様な経営をしている

あなた自身の経営手腕に問題があるという事なのです

 

具体的に言いますと、

集客やビジネスモデルが『価格勝負』や『コンテンツ勝負』になっているスクールビジネスをされている場合は

どうしても『価格勝負』や『コンテンツ勝負』をする同業者との『戦い』に巻き込まれてしまいます。

 

同業者が価格を下げた!!『じゃあうちも下げなきゃ!!

同業者が良い先生を雇い入れた!!『じゃあうちも更にいい先生を入れなきゃ!!

同業者がタイトルを取った!!『じゃあうちも、もっといいタイトルを取らなきゃ!!

同業者が〇〇〇した!『じゃあうちも〇〇〇しなきゃ!!

などなど…

 

『競争に巻き込まれやすい要素』でしか自分の事業の優位性・独自性を見いだせないサービス展開をしている場合は、

どうしても同業者が敵に見えてしまいます。

 

目障りな同業者を駆逐してやるぞ!!』とビジネスを行うと、必ずと言っていいほど、

大きなしっぺ返しを喰らいます…

なぜなら、『その行為は誰の為にするのか?』と考えた時に

『お客様のため』ではなく、目障りだと感じてる自分自身の利己的な問題を解決したいためだからです。

お客様はバカではないので、お客様や社会の為ではなく、利己的な行動に出る経営者を絶対に支持してはくれません。

 

同業者は敵などではなく、自分が経営をしている業界の発展に寄与し、共に盛り上げようとする戦友である。

こう考えれたときに、お互いが善いサービスを提供し合い、

切磋琢磨するという『お客様』と『社会』に対して貢献できる輪が広がっていきます。

 

できるだけ善いものをお客様に提供したい』とそれぞれが努力する事で、業界の認知度は広がり、

機会数が増え、興味を持つ人が増え、市場価値も高まっていきます。

 

この様に『木を見て森を見ず』という目先の利益で殺し合うのではなく、

大局を見据えて行動する事がとても大切なのです。

 

我々スクールビジネスを行う者が真に恐れるべき相手は同業者ではなく

超資本にモノを言わせ、広告収入等で会費0円でもサービスが提供できるような

利益のみを追求する企業が市場を独占するような未来に備える事であり

 

黒船が来ているのに、同じ日本人同士で殺し合っていたあの時代の様に、

共に力を合わせる必要がある者同士が殺し合っていては

漁夫の利を狙われるだけなのです。

 

自分の生徒が増えない、自分の事業がうまくいかないからと

同業者に牙を向けるのではなく

まずは『足元を見る』という事が大切ですね。

自分のやり方を改め、お客様や業界の発展の為に何ができるのだろうか?と学び続ける事が大切なのです。

 

そう考えながら日々を過ごす事で、敵だと思っていた同業者から救いの手が差し伸べられたり、

共に協力して大きな力を生み出す事もできるのです。

 

現在インストラクター・講師として雇われていたり、スクールに所属している先生方は、

同業者となる他の先生達との友好的な関係構築に努め

自身が独立・起業した際の力となってくれるように良好な関係を維持する事が大切なのです。

節目の挨拶を軽視しない

同業者だけではなく、現在所属しているスクールやお世話になっている取組先にもしっかりを目を向け

先生として活動ができている毎日を『当たり前』だと思わず、

『お中元』『お歳暮』など日頃の感謝の気持ちを、節目節目でしっかりと形にして表現する事が大切です。

 

講師やインストラクターの方の多くは、これらを軽視されている人も多く

『所属してもらえる事を私に感謝してもらえるかな?』という感覚で仕事をされている方も少なくありません。

 

スクール側も、もちろん『所属してくれてありがとう』という気持ちでいますが

両者の関係は『当たり前』ではなく『有難い』とお互いが感じる事が大切であり、

お中元やお歳暮と言った形で表現する事で

それらができていない先生方よりも、格段に評価が高くなります。

 

その積み重ねの1つ1つが、自身が独立や起業をした時に、応援してくれる土台となりますし、

厳しい局面に立たされた時に、力になってくれるものなのです。

 

節目を重んじたり、当たり前だと思えてしまう対象に感謝の意を示すという習慣の

この小さな積み重ねが『人脈』を作るうえでは何よりも大切なのです。

 

経済的自由を手に入れた私よりも、何百倍も資産のある人達と接してみて分かった事は

成功している人ほど

当たり前の日々に感謝し、節目を重んじ、当たり前ではなく『有難し』という行動がキッチリとできています。

 

人は『自分の為』に限りある時間を使いたいと考えるものです

成功している人たちは共通して『誰かの為』に限りある時間を『楽しんで』使っています。

自分が喜ぶ事ではなく、人が喜ぶ姿を見る事が、自分の喜びである

 

この原動力こそが『嫌でも人を成功に導かせる』のだと、しみじみ感じるのです。

 

もしこの記事を読まれている人で『自分だけに時間やお金や労力』を使っている人は

今日から少しでもいいので『誰かの喜ぶ姿』を見る為に『自分の貴重で限りある資源』を使ってあげる習慣を始めてみてください!

 

この習慣の継続こそが、自分で人脈を集める努力をしなくても

人脈側から勝手に集まってくるという事が理解できると思います。

 

お中元の時期が迫っているので

この機会にお世話になった方へ贈ってみてはいかがでしょうか?

地域にもよりますが早い地域だと6月20日頃から贈り始める場所もあり、

お中元シーズンになると注文や予約が殺到するので早めの準備が大切ですね!

 

私のお勧めは、一度貰ってとても嬉しかった【廣岡揮八郎の三田屋】』さんのハム♪

機械ではなく手作業で塩漬け、熟成から燻製まで全ての工程を丁寧に仕上げているので

薄くスライスして食べた時の舌触りが絶品でした!

もう1つは  

同業者に贈って喜ばれたのは、やはり今治タオルの『大人のための美容タオルシリーズ | CUOL』

肌の刺激を最小限に抑えた摩擦レスタオルなのですが、こちらも超おすすめです!

『接触冷感、今治タオルマスク』も欲しくなっちゃいました♪

 

相手に贈るモノを選ぶ時って、自分が使うときよりもわくわくしちゃいますよね!

 

今日のまとめ

人脈を作る事に尽力されるのではなく、目の前に居るお客様をまず大切にすることから心掛ける事で、

無理に人脈を広げるよりも、素敵なご縁が広がっていきます。

 

同業者に対しても友好的な関係を維持する事で、そこから広がる新たな人の輪によって

思いがけない人との出会いが増えていきます。

 

もし皆さんが現在、同業者に対して寛容になれない状況であれば、

出来るだけ早く同業者と競い合う必要の無い独自性を身につける様にしてください。

競い合う必要の無い独自性』に身につけ方は過去記事で紹介しています♪

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また、所属や雇われ先がある場合は、節目毎の挨拶を忘れずに

しっかりと行う事で独立・起業した際も、協力関係を維持できます。

 

これらの事を起業してから行うのではなく、今からコツコツと積み重ねていくことが何よりも大切なのです。

  

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