同業他社との差別化ができないビジネスモデルでは、優位性を確立できない為、収益性が低くなります。
差別化とは『マニアックな事を行う=差別化』と認識されやすいのですが、実はそうではなく、自分の武器を最大限に活かす事ができているか?これに尽きるのです。
今回は『差別化に必要な活動』について分かりやすく解説致します!
前回のおさらい
『再現性のある無形のリソース』の活用が事業の成功率が高まるとお伝えしました。

今回も私がコンサルティングの現場で実際に使用している『ビジネスモデルキャンパス』に沿って
本日は⑦KA主な活動(Key Activities)について詳しく解説致します♪

結論
- 3つの要因から自分の強みを知る
- 3つの要因に左右されないビジネスモデルの構築

スクールビジネスのコンサルタントやアドバイザーなどの中には、自身でスクールビジネスを実際に経営した事が無い人がとても多いという事実があります。
『習い事経営の大学ブログ』では、多店舗展開の実績とスクールビジネスでFIRE(経済的自由)を獲得しコンサルティング会社も経営する、がおうさん自らがリアルで実践的な有料級の情報を公開しています。
3つの要因とは何か?

事業経営が上手な人、資産を増やし続ける人が共通して持っている能力が『強みを活かす事ができる』という能力です。
これとは逆に強みを活かす事が出来ない「行動」や「アイディア」を繰り返していても結果は伴わず、収益性も上がりません。
『強みの見つけ方』については過去記事でご紹介しています♪

今回は強みの見つけ方を知ったうえで、3つの要因によって自分にはどの点において優位性があるのか?を学んでいきましょう♪
3つの要因とは何か?
3つの要因とはお客様の立場で物事を考えた時に、「障害となる3つの要因」に対してどの程度対応できているか?を知る為の指標となります。
- 物理的要因
- 時間的要因
- 外的要因
この3つの要因によって、お客様はあなたのビジネスと『繋がる事が出来る人』なのか『繋がれない人』なのかが決まってきます。
この『繋がる事が出来る人』の数を増やす事ができる要因を伸ばす活動が
『強みを活かす事ができる』 活動となるのです。
物理的要因とは何か?
物理的要因とは、お客様とあなたのビジネスが『物理的に繋がる事ができるのか?』というポイントに対して、同業他社と比較してどの程度の優位性があるのか?を知る事が大切なのです。

ちょっと難しくて、何言ってるのか分かりません…
と、なってしまいそうですが例え話として…
飛行機と船を乗り継いでやっとたどり着ける場所にお店をオープンするよりも
駅前にあるお店の方が、お客様と『物理的に繋がる確率』が圧倒的に高くなります。
これと同じような事で…
視認性(気づきやすさ)の低い雑居ビルの高層階に店舗を構えるよりも
同じ雑居ビルの1F路面店(歩道に面した場所)に店舗を構える方が
お客様と『物理的に繋がる確率』が圧倒的に高くなります。
この様にお客様が物理的(足を運んで)来店できる『距離』や『場所』や『利便性』などを考慮した出店方法や営業活動を選択しなければ
物理的な要因を活かした強みを最大化させる事はできないのです。
『多くのお客様が来店しやすい環境作り=物理的な要因の解決』を考慮したうえでビジネスモデルを作る事がとても大切なのです。
時間的な要因とは何か?
時間的要因とは物理的な要因と同じく、 お客様とあなたのビジネスが『時間的に繋がる事ができるのか?』というポイントに対して、同業他社と比較してどの程度の優位性があるのか?を知る事が大切なのです。

うへへぇ…さっきと同じ様な事を言ってる…
と、言われてしまいそうですが、こちらも例え話として…
小学生を対象にしたスクールビジネスを経営したとして、平日の9時~13時の時間帯で小学生を受け入れる習い事を始めたとして…
あなたのお店が評判の良いスクールであったとしても、ほとんどの小学生は通う事ができません。
更に先ほどの物理的な要因とも関連してくる点として
出店場所の近辺に公共交通機関が無く、また来場の手段が車以外にない状態の中で
店舗までの距離が短かったとしても、渋滞の多いエリアなどで片道30分程度かかる等の
『無駄な時間』が発生してしまう場所では時間的要因の優位性を獲得する事は難しいでしょう。
この様にお客様の『ライフスタイル』や『ライフサイクル』を考慮していない出店計画の場合は収益性が増加しないのです。
1人1人のお客様の『人生』を考慮したビジネスモデルの設計がとても大切なのです。
外的要因とは何か?
外的要因とは、周辺の『同業他社』や『地域の特性』や『商圏エリア内の顧客数』など
あなたがビジネスを行う土地(エリア)に関わる外的要因に対してどの程度の優位性があるのか?を知る事が大切なのです。

地域の特性??ってなに・・・
と、難しく感じてしまいそうですが、こちらも例え話として…
砂漠地帯で防寒具を販売しても売れず
極寒地帯で短パン・サンダルを販売しても売れない
自分の店より遥かに優位性のある競合店の横に出店しても客足が伸びない…
この様に『地域の特性』や商圏エリアの状況を理解せず、外的要因を考慮しないビジネスモデルではいつまでだっても成果は上がりません。
そもそも出店するエリア内にあなたが行うビジネスに『興味を持つ人』や『顧客見込みとなる人』が居ないエリアで出店していては意味がないのです。
この様にお客様が『不便』だと感じ『不足』していると感じ『満足』できていない状況を調べる事無く出店計画やビジネスモデルそのものの構築をしてしまうのは大きな誤りなのです。
3つの要因に左右されないビジネスモデル
これまでのお話は『出店』に関わるビジネスにおいて気を付けるべき3つの要因をお伝え致しましたが、
ビジネスを成功させる為には、この3つの要因に左右されづらいビジネスモデルを構築する事がとても大切なのです。
勘の鋭い方であればもう分かると思いますが、実店舗を持つビジネスモデルはその時点で物理的な要因に大きく関与してしまい
店舗の大きさや駐車場の有無、内装工事や融資の計画、家賃や水道光熱費など
物理的な要因に関わる起業方法を選択してしまう事で、解決するべき問題点が一気に増えてしまいます。
無事に出店ができたとしても3つの要因が常に付きまとい、初めて起業をする人にはハードルが高く感じられてしまうと思います。
そこで大切なのは3つの要因にできるだけ左右されない、オンライン上でのビジネスや
いきなり自身で店舗を持つのではなく、移動販売車やレンタルルームなどでスモールビジネスから開始する方法が
ビジネスを成功させるうえでとても大切なポイントなります。

私も初めて起業した時は、レンタルルームや実店舗を持たないビジネスモデルから始め資産を増やしていきました♪
この様に経営の経験が少ない方は大きなリスクを取って、大きなリターンを狙うという手法ではなく
小さなリターンだけども、失敗してもすぐさまネクストステージに進める様な、フットワークの軽さを活かしたビジネスモデルの構築が大切なのです。
そして最も大切な事は…
スモールビジネスが軌道に乗り、収益性が高まっても『散財』する事無く次のビジネスの為に『資産を増やす』事を忘れないでください。
スモールビジネスで得た利益を、次のビジネスを始める為の資金源にして、ビジネスの幅を増やす。
複数のビジネスモデルが育ち、複数の商売から収入源が確保され、そのお金をまた新しい事業に投資する
この繰り返しこそが自身のビジネスを拡大し収益を最大化させる為に最も大切な要素となります。
1発逆転ドカーン!!といった幻想は1発逆転できなかったときでも、人生が豊かになれる人が行うべき事であり
全てを賭けて全てを失う可能性のある選択は避けるべきなのです。
豊かになる第一歩は常に愚直にコツコツと積み重ねた人のみが勝ち取れるモノですので
「一歩ずつ着実に階段を登っていく」そのような心掛けでビジネスを行ってみてくださいね♪
がおうさんのおすすめの書籍をご紹介致します!
ニートでフリーターで経営学の全てを独学で習得した私が参考になった書籍ですので
皆さんにもきっと参考になる書籍だと思います♪
★ビジネスの基礎を学びたい方へ
★マーケティングについて学びたい方へ
★お客様の心理を読み取りたい方へ
★経営哲学を学びたい方へ
★お金の勉強をしたい方へ
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コメント
初めまして、ランキングから来ました。
自分でオンライン教室をやっているのでとても参考になりました!
ありがとうございます。
コメントありがとうございます!
ブログ公開後からコンサルティングの依頼が
とても増えた事もあり
現在更新できておりませんが
今後も随時更新して参りますので
もうしばらく新規記事をお待ちください!