【再現性アリ】講師から経営者になる為の事前準備①

起業のコツ

今回のお悩み相談

インストラクターとして活動中ですが、ゆくゆくはスタジオの経営者になりたいと考えています。

でも…

何から準備していいのか、さっぱり分かりませんんんん泣

と、ご質問のインストラクターさんからのお悩みにお答え致します♪

 

結論
  • 現在の生徒保有数を出来るだけ増やそう
  • 予め自身の出店エリアを見越した活動をする

 

経営者になる準備を今から始めよう!

インストラクターや講師など、現場で活躍する先生達にとって死活問題となる事は

いつまで現場で働けるか?問題』です。

 

業種によっては死ぬまで現役で先生を続ける事ができるものもありますが、

多くの場合は『体力面』『精神面』『技術面』など様々な要因で

現場から離れざるを得ない状況となる『未来』が必ず来るという事に、頭を抱えてしまいますよね。

 

ダンス・フィットネス・ヨガなどの先生達とお話をすると…

いつか自分のスタジオを持ちたいのです~♪

と、お話をされるのですが、

 

多くの場合、その夢は叶わず『体調の理由』や『家庭の事情』で業界から去る方を、星の数ほど見てきました。

 

なぜ、自分の夢を諦めなければいけない状況に陥るのか?

多くの講師の皆さんを見ていると1つの共通点が浮かび上がってきます。

それは…

どん詰まりになってから行動を起こしてい』という事です。

 

現場で働けなくなると分かり、その現実の壁に直面した時点でやっと

経営者について勉強し出すという流れがとても多いのですが

 

それは、『夏休みの宿題を最後の1日で全部やる』と同じようなもので

多くの場合は上手くいかないのです。

 

昔の言葉に『段取り八分』というものがある様に

何事も準備を怠らない様にすることが大切と、理解したうえで物事に取り組みたいですね!

 

スクールビジネスの経営者の多くは『元講師』である場合が多く、

成功している方のほぼ全てが

『講師時代』からしっかりと準備をしたうえで

『その時』を迎えている状況が見て取れます。

 

今は平穏で幸せだけども

困難や災難は『やって来た時に対処する』ではなく

困難や災難は『今既に始まっている』という考えで行動できる人だけが

望む未来をつかみ取れると考えて行動してみましょう!

どんな準備が必要なのか?

起業や独立後、失敗する新米経営者さんの多くの共通点は

『開業前顧客』を全く準備していなかった。という点が挙げられます。

開業前顧客とは、将来自分が起業する事を見据えて、現在現場で関わるお客様に対して

『どの様に接したらいいのか?』と考え行動し、信頼を集め、

自分が起業した際に『支援してくれる人』を保有している状態が開業前顧客となります。

 

雇われ講師や業務委託での仕事ではなく、自身が新たな事業を開業したり、独立したときに

  • 手助けをしてくれるお客様をどれだけ増やすことができるのか?
  • 信頼関係を構築する為には自分はどうあるべきか?

  

この2つを考えた『接客方法』で自分は何が提供できるだろうか?とお客様視点で物事を考える事が大切です。

この行動により1人1人のお客様を大切にすることにより、皆さんが独立や新規開業をされたときに、必ずや大きな力となってくれるでしょう。

 

注意点として
所属先のスタジオに来られるお客様を『引き抜く行為』や自身が行うスクールビジネスに許可なく『勧誘する行為』は

大きなトラブルとなる為、絶対に止めましょう!

私がお伝えしている事は、自分のスタジオに来てくださいと、自分の都合で『お願い』する様な行動を推奨するモノではなく、

お客様側から『何か困った事があったらいつでも手助けしてあげるからね!』と言ってもらえる様な『人間=経営者の器』となる様に生きるという事です。

  

また、『引き抜き行為』や『無断勧誘行為』をして起業をしても、

100%断言できるのは、

皆さんがスタッフを雇ったり、先生に所属してもらえる規模となった時に

必ず同じように『引き抜き』や『無断勧誘』をされる様な未来となります。

天に唾を吐いたら自分の顔にかかる

どうやら世界の仕組みはこの様にできていて

必ずしっぺ返しを喰らう『因果応報』という事を心に留めておきたいですね。

 

開業前顧客がなぜ大切なのか?

ビジネスを円滑に行う上で最も大切な事は『キャッシュフローの健全化』です。

キャッシュフローとは『現金の流れ』を意味していて、

ビジネスは『現金』の流れが止まると否応なしに『廃業』となってしまいます。

土地や建物、有価証券などが手元にあったとしてもすぐに『現金化』できない状態では、

経営実態が下降局面になった時に耐えられないのです。

 

いかにこの『現金』の流れを止めないか?を経営者が考え尽くす必要があるのですが…

起業したての頃は、この現金を効率的に確保しようと考え

『勝つか』『負けるか』の世界で戦ってやる!!

なんて、響きのいいフレーズで、その世界に足を踏み入れようとするのですが

断言します。そのやり方は高確率で失敗し、廃業ルートまっしぐらとなります。

 

起業したての頃のリアルな現実をお伝えすると…

新米経営者が選択できる経営手段は『2つ』しかありません。

それは…

 

  • 死ぬか
  • 死なない様に様にしがみつくか

※死ぬとは比喩であり、実際は死ぬほど厳しい状況の中、しがみつくかor廃業するかという事です。 

このどちらかしか選択肢がありません。これはマジのガチで断言できます!!!

『一発逆転勝ちに行くぞ!!』と経営した時点で市場から淘汰されてしまいます…

 

『華麗に、そしてスタイリッシュに経営をする!』なんてことはほぼ不可能で

泥水をすすり、雑草を食べてでも、生き残ってやる!!という局面ばかりだと覚悟を決めておきましょう!

 

この状況を出来るだけ軽減する為にも

『開業する前から現金の流入のある状態を作る』という事が如何に大切かがわかると思います。

 

順調な船出を目指すのであれば『今から』しっかりと準備を行い

開業前顧客という備蓄をしっかりしたうえで大海原に出航する計画を持つ事が大切なのです。

 

そして現金の流入源が確保されているという事は、更なる顧客を呼び込むための経費がかけられるという事です。

顧客もおらず全くの0スタートの場合では新規顧客を呼び込む『現金』すらありません。

そんな状態で『0を1にする作業』はとても大変なのです。

 

これは帆の無い船で大海を彷徨う様なもので、時勢と言う風が吹いてもそれを掴むことができません。

 

『起業・独立前から顧客を作れ!!』などとトンチの様な事を言われている風に感じるかもしれませんが、

スクールビジネスで講師として現場で活動している先生であればそれも容易なのです。

なぜなら今あるお客様との接点を

『当たり前』ではなく『有難い』

と感じる事ができたのであれば

そこから繋がる未来は無限にあるという事なのです。

 

これらを活かすも殺すも自分次第と心得て頂き、今からできる顧客作りを意識してみましょう!

 

今から開業エリアを想定しておく事

起業・独立したときに…

さぁ!どこで開業しようかなぁ!!

と、考えていてはダメ中のダメダメです…

 

インストラクター・講師として現場で活動しているうちから、自分が起業するならどのエリアがいいかな?としっかりと見定める必要があります。

 

例えば、沖縄でスクールビジネスの講師として所属をしていたとして…

よし!起業エリアは北海道にしよう!!!

と、しても現在講師として関わっているお客様の大多数は支援し辛いですよね…

これと同様に、現在関わっているお客様との関連性が無い状態で『開業前顧客』を育んでいこうと思っても難しいお話なのです。

 

自身がどうしても出店したいエリアや起業したいエリアが決定したのであれば、

それらに関連したエリアでまずは所属講師として現場に立ち

認知度を高め、開業前顧客と成りえる様にお客様との信頼関係を高める必要があります。

  

これらをせずに自身の実績が付いたという理由だけで、関連性の無いエリアに出店してしまうと、厳しい経営となるのです。

 

まずはエリアを決定し、そのエリアの関連性のあるスクールに所属し

認知度と信頼関係を高めていきましょう!

 

開業前顧客については過去記事でも詳しく解説しています♪

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自分で調べるという癖が大切

エリアが決まって現場で実績を積めば安心。と思っているうちはまだまだ勉強が足りません…

起業時に失敗する人の多くは、そのエリアの事を『何も知らない』という共通点があります。

 

例えば、前から欲しかった高価なアイテムがAmazonで販売していたとして

それを買うときに皆さんは何をされるでしょうか?

多くの場合、レビューの内容を読んだり、既に購入している人のブログ記事を見たり、楽天などでの価格差を調べてみたり…などなど、

 高価であればあるほど入念に下調べをしますよね? 

 

しかし、なぜか起業となると、どんな高価なモノよりも、起業に費やす『時間』も『お金』も『労力』も比較にならないほど高い買い物なのに

その情報についてしっかり調べずに行動してしまう人がなんと多い事やら…

 

自身がビジネスを行うエリアの…

  • 地域の特性(人口、性別、世代分布など)
  • 顧客の特性(所得帯、ニーズの傾向など)
  • 競合の特性(競合数、優位性・独自性、平均価格など)

少なくともこれらの情報を集めてから、決断せずに

なんか、この地域良いからここにしよーっと!!

で、選んで即沈没…なんて事は星の数ほどあるのです…

 

上記の3つの特性については、専門機関に依頼などしなくても

  • 市役所の情報
  • Google地図から見えてくる情報
  • 希望エリア付近の建物の豪華さ・車種
  • Google検索でわかる競合数や規模
  • 検索上位の競合数
  • 競合のキャンペーン内容や価格帯

これらの情報を全て『無料』で自分で調べる事が可能です。

 

これらを、起業するまでの残された時間を使って

1日少しずつでも情報を集め、整理し

どのエリアがいいのかなぁ~?とワクワクしながら考える時間を作らず

 

今日は暇だから、とりあえずTVでも見るか…

と、限られた貴重な財産である『時間』を『潰す』行為に費やしてしまう様では…

成功する事は難しいでしょう。

 

『夏休みの宿題を最後にやる』様なスタイルでビジネスを行うのではなく

余裕をもって『今からやる』というスタイルが成功への第一歩なのです。

 

今日のまとめ

講師から経営者になる為の事前準備として大切な事は、

『その時になってやっと行動する』ではなく

まだ経営者とかあまり考えてないけどなぁ~でもなれたらいいなぁ~

と、少しで感じた時から行動し続ける事が大切なのです♪

 

多くの人は、問題を先送りにし、問題が発生したその時に対処すればなんとかなる。と考えてしまいがちですが、

だからこそ世の中は『成功する人と成功しない人に分かれるんだ』と知ったうえで行動する事が大切なのです。

自分が『本当に叶えたかった夢や目標』を

叶えさせない様に画策しているのは周りではなく自分なんだ

と、自責にできた時に、

 

成功も失敗も『自分が蒔いた種』だと腹の底から思えてくるはずです。

 

どんなに準備をしても失敗する事もあり、〇〇〇をすれば100%成功します!なんてことは

この世界の何処を探しても見つかりませんが

 

1つ断言できる事は

行動を起こさない人には何も得られない』という事です。

 

行動し、失敗経験を経た成功経験こそが望む未来を勝ち取る最短で最速の方法だと私は実感しています。

 

甘い話に耳を貸さず、しっかりと準備を整えて行動していきましょう!

 

経営者になる為の事前準備は『才能』や『適正』などで効果が変わるものではなく

誠実にコツコツと愚直に行動する事だけという、

誰しもが実践できる『再現性』を有しているのです。

 

この考えは起業する前から私の軸となる考え方でして、

『誠実にコツコツ』と積み重ねた結果、お金に困る事無い『経済的自由』を勝ち取る事ができました。

 

これも、当時起業する前に偶然手に取った本との出会いが、私の成功の礎となっていまして

ご存じの方も多いと思いますが、その本とは、

夢をかなえるゾウ』というドラマにもなった本です!

インドの神ガネーシャが、なぜかコテコテの関西弁で、さえない若者の夢を叶える為にアドバイスを出す本なのですが…

当時、初めて読んだときはお金が無く、漠然と成功したいと思っていたのですが

自由な時間とお金を手に入れた今、改めてこの本を読むと…

内容を忘れてしまっていた箇所も多々あったのですが『マジでガネーシャの言う通りになった…』と驚くばかりです。

 

そして今から起業を目指す皆さんにも同じ体験をして頂きたく

是非とも手に取って欲しい1冊となりますので、一度読んでみてくださいね!

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