【ビジネスモデルとは何か?】ビジネスモデルの作り方教科書①

起業のコツ

スクールビジネスに関わらず、全ての事業経営に共通する『ビジネスモデル』を作るうえで絶対に抑えるべきポイントを本日ご紹介致します♪

既に起業されている方も、本日の記事に沿って事業展開をしていない場合、経営に行き詰まる事が多いですので是非とも読んでみてくださいね!

今回のお悩み相談

起業を考えているのですが…

ビジネスモデルってどうやって作ればいいのですかぁぁぁ~!?

と、ご質問の方からのお悩みにお答え致します♪

 

結論
  • 設計図を知らずに事業を行うべからず
  • 正しい順序で構築しないと大失敗となる

スクールビジネスのコンサルタントやアドバイザーなどの中には、自身でスクールビジネスを実際に経営した事が無い人がとても多いという事実があります。

『習い事経営の大学ブログ』では、多店舗展開の実績とスクールビジネスでFIRE(経済的自由)を獲得しコンサルティング会社も経営する、がおうさん自らがリアルで実践的な有料級の情報を公開しています。

ビジネスモデルとは何か?

起業を考えるときによく聞くワードとして『ビジネスモデル』という言葉がありますが、『事業計画書』と同じ意味であり

ビジネスモデルを作成する理由は

事業で利益を生み出す為の仕組み』を書面上できない様なビジネスでは

目的地まで表示してくれない壊れたカーナビと同じく、『利益を出し続ける』という目的地までたどり着く事はできません。

その様な事態に陥らない為にも、事業を行う『』、起業をする『』に

ビジネスモデル(事業計画書)を作成し、書面上で採算(収支計算)を確認し、『利益が出るな!』と分かったうえで実践する事が大切なのです。

ビジネスモデルの作り方は?

本来、ビジネスモデルを構築するというのは高度なビジネススキルや経済用語、マーケティングスキルなど

『お金を稼ぐ』為に必要な知識や経験が無ければ、容易に作れるものではなく

起業をしたことが無い人、新米経営者に『ビジネスモデルを構築しましょう!』とはとても難しい事なのです…

経営した事が無い人に対して、経営のスキルを使ってビジネスモデルを作れって無理を言わないでくれ!!

と、お叱りを受けそうですが…

ビジネスモデルの構築が『ビジネスに詳しくなければ』上手に作れないという厳しい条件があるからこそ

起業後1年以内に廃業する人が約40%、起業後10年以内では約90%が廃業する事態となっているのです。

廃業している事業者は元々ビジネスに向いていなかっただけでしょ?

あと、運悪く不況だったからでしょ?

この様に言われる方も居るのですが、多少不向きでも、不況下であったとしても

廃業せずに利益を出し続ける為に必要な準備がビジネスモデルの構築なのです。

 

ビジネスモデルの作り方として、私が実際にコンサルティングの現場で使用している独自のツールがあります。

本日は特別にこちらを公開し、このツールに沿ってビジネスモデルを構築する事が如何に大切かを解説致します。

顧問契約を頂いているクライアント様の諸問題の全てを解決してきたこのキャンパスこそが

ビジネスモデルを構築する際に大切な要素が全て詰まっており、既に事業経営をされている方にとっても

このキャンパスを活用する事が今後の事業経営において極めて重要な指針となります。

ビジネスモデルキャンパス』はビジネスの世界で広く知られた、ビジネスモデルを作成する為のツールとなりますが

マーケティングの知識を応用したキャンパスは意外と少なく、

よく知られているビジネスモデルキャンパスに、これまでの私の実績データとマーケティングスキルをプラスαしたキャンパスを利用して頂く事で

スクールビジネスを行う者にとって安定的な事業運営が可能となるのです。

ほげぇぇぇ!!書いてあることが全然わかりまテーヌ!!!!

と言った叫び声が聞こえて来そうですが…

ビジネスモデルの構築とは本来ここまで出来て『やっとスタートライン』に立てたレベルですので

事前の準備を何もせずにいきなりスタートする事が超危険行為である事が分かると思います。

まずは正しい順番を覚える事

これまでの私の記事において何度も口を酸っぱくしてお伝えしている事柄は

ビジネスを構築する際において最も大切な事は

自分がやりたい事視点』で商売をするのではなく

お客様が望む事視点』で商売を行わないと廃業ルートです。と解説している通り

多くの方は上記のキャンパスの『②価値提供』からビジネスを構築してしまうのです。

こんな事をやってみたいなぁ~

と言った『提供者側視点』で、それらを『購入してくれる人』に対してビジネスを行うのではなく

自分の強みはこれだけども、

まずはそれが受け入れられるのか調べる必要があるな!

と言った『顧客側視点』で、それらを『受け入れてくれるだろうか?』と調査したうえで

受け入れてくれる人の数』が多い『事実』が分かってから、その『強み』を『価値』として商売をするというのが、正しい流れなのです。

従いまして、キャンパスの『②価値提供→①顧客』でビジネスを構築するのではなく

まずは『①顧客→②価値提供』でビジネスモデルを構築していない時点で

最初のボタンを掛け違え、そのあとに続く③~⑨がぐちゃぐちゃになってしまい、結果としてビジネスが上手くいかない現実を引き寄せてしまいます。

 

お客様が望む事を、叶え続ける事

これが、我々商売人の存在理由となります。

お客様が真に望む事に対して『私であれば何がしてあげられるだろうか?』という考え方が大原則となります。

顧客セグメントとは何か?

過去の記事でマーケティングスキルをスクールビジネスに応用する事の大切さを伝えてきましたが、ここにきてその重要度が大切となってきます。

顧客セグメントとは、集客したいターゲットを絞るという事であり、これを行わずして来店率・契約率を増加させる事はできません。

セグメントについては過去記事でご紹介していますので、こちらをご覧ください♪

【セグメンテーションの活用がカギ】生徒獲得に必要な絶対条件とは③
前回のおさらいERG理論とベネフィットを活用する事でお客様の欲求に的確にアプローチする事が分かったのですがどんなお客様に対してアプローチするのが効果的なのかわかりませぇぇぇん!!と、ご質問のインストラクターさん...

顧客セグメントで大切な事は

不の顕在化』がとても大切な要素となります。

まず『不』とは、世の中にある『不安』『不満』『不便』『不快』などの『不足している』と思える事柄について

お客様のそれらの『不』に対して、あなたならどの様な形で『解決』することができるか?という事が

ビジネスの最初の一歩となります。

あなたが行いたい事が『誰か』の『何か』を『解決』する事でない限り、残念ながらあなたのビジネスは成功する事はできません。

 

この『不』を『解決』することが全ての始まりなのですが

お客様はそれらの『不』を強烈に自覚(ウォンツ)している状態ではなく、「解決できたらいいなぁ~」程度(ニーズ)として捉えている事が多いのです。

ビジネスにおいて大切な要素として

あったらいいなぁ(ニーズ)程度の欲求を、強烈な欲求衝動(ウォンツ)とする事ができるのか?という問題があります。

この「あったらいいなぁ~」を「今すぐ欲しい!」と思える様に働きかける営業テクニックを金融業界では『ニード喚起』と言うのですが、

今すぐ欲しい!と思えるウォンツだけではなく、あったらいいなぁと思えるニーズを

ウォンツに変える事のできる見込みのある顧客セグメント』を選ぶ事が大切なのです。

これを『不の顕在化』(あったらいいなぁ♪を解決してほしい!に変える要素)と言います。

不の顕在化については、お客様がどの様な心理なのかを読み解く必要があります。

その方法については過去記事でご紹介していますので、こちらをご覧ください♪

【お客様の心理を読み解く方法】生徒獲得に必要な絶対条件とは②
前回のおさらいベネフィットをスクールビジネスに活用する事の大切さは分かったのですが…お客様が何を考えているか、もっと簡単にわかる方法を教えてくださいぃぃぃ!!と、ご質問のインストラクターさんからのお悩みにお答え...

顧客分母の調査とは?

自分の強みを活用し、お客様の「不の顕在化」によって出てくる諸問題を解決できると確認できたうえで次に大切な行動は『顧客分母を調査する』という事です。

顧客分母とは

ターゲットとした顧客セグメントの、あなたが行う商圏エリア内で何人対象となる人が居るのか?という事を調べる行為となります。

例えばダンススクールの場合、以下の理由で顧客セグメントを決めたとします。

  • 幼児~小学生をメインターゲットにしたスクール
  • 出資者は保護者
  • 車で15分以内で来場できる範囲の顧客を対象

それらの顧客セグメントの分母を調べる際に活用する方法として

  • 市役所サイトにある人口分布を調べる
  • 周辺の小学校・幼稚園・保育園を調べる
  • 街並みと駐車場にある車を調べる
  • SNSのハッシュタグで傾向を調べる

最低でもこの3つを抑える事で

市役所サイトから子育て世代の人口分布によって、『集客分母=限界売上』が判明し

最大どの程度まで稼ぐことができるのか?が見えてきます。

また〇〇年後の人口分布も記載されている市町村もある事から、この先の売上見通しも読み解けます。

 

店舗予定地周辺の小学校・幼稚園・保育園の在籍生徒数を調べる事で

どのエリアに子どもが多いのか?が見えてきます。

 

子どもの多い地区や学区周辺の街並みや、マンションや家のグレードや、その前に駐車場に止められている車のグレードを見る事でおおよその所得帯が見えてきます。

  

その地区に関連するSNSのハッシュタグを調べる事で、「どの程度の投稿数=機会数」があるのかが見えてきます。

これらの情報を活用する事で、あなたが顧客セグメントとして決めた(ペルソナ分析と言います)対象に『勝算があるのか?』が『数字』として見えてくるのです。

 

この色々な視点で集めたデータから顧客セグメントを構築したうえで

そのお客様に対してスペック(性能・機能・価格・品質)だけの提供だけではなく

ベネフィット(スペックを活用した先にある疑似体験)を提供する事ができる対象なのか?

ベネフィットを提供する事を『欲している』対象なのか?を見定めて

顧客セグメントを完成させることがとても大切な準備作業なのです。

今日のまとめ

ビジネスモデルについて全て解説すると、1記事では収まりきらない事もありますので

少しずつ分かりやすく今後も解説をしていきたいと思います♪

今回は①顧客セグメント(Customer Segments)について解説致しましたが、

これがしっかり作られていないと、目隠しで車を運転しているぐらい危険な行為であると知って頂きたいのです。

経済用語が徐々に増えてきて、頭がパンクしそうな方もおられるかもしれませんが、

私のブログの過去記事を読んで頂く事で、その意味と活用法が学べるようになっています!

  

プラモデルを作る際や複雑な機能のある家電を買ってきたときに

説明書を読まずに、難なくできるという人は稀だと思います。

ビジネスも同じようにビジネスモデルという設計図を作らずに、行き当たりばったりで構築していては上手くいかないのです。

 

プラモデルや複雑な家電よりも、難易度が遥かに高く、失敗したら借金をする可能性もあるビジネスだからこそ

何とかなるさ』で行動し続けるのではなく

行動とは、事前に準備した事の答え合わせ』である。と考えて

自分の望む人生となる様に行動してみてくださいね!

 

がおうさんのおすすめの書籍をご紹介致します!

ニートでフリーターで経営学の全てを独学で習得した私が参考になった書籍ですので

皆さんにもきっと参考になる書籍だと思います♪

マーケティングについて学びたい方へ

 

★お客様の心理を読み取りたい方へ

 

★経営哲学を学びたい方へ

  

★お金の勉強をしたい方へ

 

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