今回のお悩み相談
融資も無事に通り、店舗改装も着実に進んでいるのですが…

この先どうやって経営していけばいいのですあぁぁぁ!?
と、質問をしてきた新米経営者さんのお話をご紹介致します♪
前回に引き続き『スタジオ経営者になる方法』をお話致します!
これまでの記事はこちら!

結論
- 機会数をとにかく増やそう!
- 節税対策を学ぼう!
- コツコツがコツ!

売上ではなく認知度をあげよう!
起業したばかりの頃は『売上』が少なく、目の前のお客様から出来るだけ『多くお金を出してもらう方法』を考えがちなのですが
お客様から『無理』にお金を引き出す施策は長続きしません。
『少ない顧客から多くのお金』という思考ではなく『多くのお客様』から『少しずつ支援してもらう』という考え方が無い方は
『三方よし』の考え方とならず、お客様や社会からの支持は得られません。
売上が増えない理由は『売上』に起因する要素が間違っているのではなく、多くの場合『集客』に起因する要素が間違っているのです。
起業したての頃は、『お金』の事に目が留まりやすいですが、
お金とは『お客様の不満・不安・不便』を『解消』した『お礼としてもらう副産物』であり
商売人はまず先に『お金』よりも『お客様の声に耳を傾け解決する』事が何よりも大切なのです。
この仕組みを理解して頂いたときに、新米経営者さんが真っ先に始める事は
私が皆様の悩みや問題を解決できますよ!
と、『知ってもらう活動』にどれだけの資源を割く事ができているか?という事です。
『誰かの悩みを解決する』この考えが『三方よし』の理念で行えていれば、自然とお客様は増えていくのです。
『三方よし』についてはこちらの過去記事でお話しています♪

『機会数』についてはこちらの過去記事でお話しています♪

我々の存在意義を忘れない
スクールビジネスを行う全ての事業者が忘れていはいけない事、
それは『求められる存在』となる事です。
これはスクールビジネスだけではなく、全ての事業者に当てはまる事柄ですが、意外とこの存在意義を忘れてしまった事業者さんも多く見受けられます。
我々は『お金を沢山稼いで、裕福になる事』が主目的はなく
自分では解決できない人達に対して
その手助けができる存在に成る事
これが商売人として求められる資質であると、私は考えています。
『お金を払ってください』とお願いする事がビジネスではなく
『お金を払いたくなる存在になる』事がビジネスだと信じ、事業を継続した結果
私は『お金に困る事が無くなりました』
これを信じるも信じないも自由ではありますが、1つだけ普遍的な事があるとすれば
誰かに気遣ってもらえたり
誰かに存在を認めてもらえたり
そんな『優しさ』に触れられて『気分を害す』方は少ないと思います。
相手を『思いやる心』が『明るい未来』に繋がると信じてもらえた時に
扉は開くと私は信じています。
稼ぎすぎる前に節税の勉強を!
三方よしの輪の中でビジネスを行っていると、嫌でもお金が増えちゃいます…
経営者としての器を大きくするためには『納税』についての知識は避けては通れません。
『死と税金からは逃れられない』
と、アメリカ建国の父と言われている「ベンジャミン・フランクリン」の有名な言葉があるように
税金からは逃れられないという事なのです…
よく『節税と脱税』と同じであると考えている人が居ますが
節税は合法的な節税対策であり
脱税は違法行為となります。
賢い経営者の皆さんは、しっかりと節税をして納税額を減らす事で、余ったお金を有効活用しているという現実を知って頂きたいのです。
今から税金について勉強する理由

まだ売り上げが少ないから税金の事なんて別にいいよ…
と、考えられている事業者さんは、後で痛い目を見るでしょう…
どの様な『節税対策や事前準備が必要なのか?』を今のうちから知る事で
この先の未来で…
- どの程度の売上高が理想なのか?
- どの程度の経費に抑える必要があるのか?
- 新規出店はどのタイミングで行うべきか?
- 節税対策で得たお金をどの様に運用するべきか?
などなど、『いま』の経営戦略だけではなく、『未来』の経営戦略までが見通すことができ
その結果、今と未来が繋がり1本の道筋が明確化されます。

今はお金が無いからそれどころじゃない!とりあえず稼げばいいんだよ!!
と、『目先の利益』だけで、毎日を過ごしていては、堅実な事業経営は難しいでしょう。
青色申告or白色申告
起業する際、いきなり法人を作るのではなく、個人事業として開業されるパターンが多く、
『確定申告の手続きが分からない…』という理由から、
簡単に済ませれる『白色申告』で対応している事業者さんが圧倒的に多い現状があります。
青色申告でe-taxにて確定申告をされる場合、最大で65万円の所得控除が付くメリットがあるのですが、
これらを、『勉強するのは苦手』だからという理由で『分からないまま』に放置せずに
まずはコツコツと少しずつでもいいので理解する為の勉強をしてみましょう!
この小さな積み重ねが、
- 小規模事業共済
- セーフティー共済
- iDeCo
- 国民年金基金
- ふるさと納税
- マイクロ法人
などの節税についての理解が深まり、払い過ぎていた税金を節約する事ができます。
他にも法人化する事で多岐に渡る節税対策がある事から、『税金についての知識』は学んでおいて損はないでしょう!
しかし、『簿記』の知識が無い方が青色申告を行う場合は一人で帳簿を付けるのは至難の業です…
税理士さんに依頼をするにもお金がかかってしまうので
私も使い、創業時にとてもお世話になった『クラウド会計ソフト』を活用する事をおススメします♪
家計管理アプリとしてもなじみ深い『マネーフォワード』が
確定申告の書類を自動で作ってくれるため業務の効率化には必須のツールとなっています。
【マネーフォワードの公式サイトはこちら】
無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告
諦めない者のみが生き残る世界
私自身も勘違いをしていたのですが、ビジネスの世界というのは『センスや適性』が無ければ
『生き残れない世界』だと考えていたのですが…
実はそうではなく、ビジネスの世界で生き残る方法は
失敗しても諦めない
たった、これだけの要素で構成されていると知る事ができました。
より具体的に言えば『失敗しても立ち直れる範囲で失敗』を行い、『成功するまで諦めない』という事です。
この記事は新米経営者さん向け情報として発信していますので、コツコツと積み重ねる重要性を説いていますが、
リスクを取って大きな一歩を踏み出すという事も大切なのです。
しかし、コツコツと積み重ねるという実績と経験を得る前に、一発逆転を狙ってしまう方がとても多く、その結果、再起不可能な傷を負い、廃業ルートに至るのです。
まずは『失敗しても立ち直れる範囲で失敗』を『何度も何度も何度も何度も繰り返して』
失敗から得られる経験値をゲロが出ちゃうほど得る事が大切です。
この期間中に『諦める事なく』
コツコツと継続し続けた先で得た『成功体験』は
お金で買う事の出来ない『無限の価値』であり
その成功体験は多くの場合、他の業態ビジネスにも活用できる事から
経営者としての『お金を生み出す力』が広がったという事でもあります。
このパワーを出来る限り多く身につけ、活用する事で
失敗する数が徐々に減っていき、失敗がほぼなくなってくる頃には
多くの人が到達できない場所(位置・視点)から物事を判断できる能力が身に付くのです。
この『失敗経験を経た先にある成功経験』が
『経営者としての器』を広げているのだと知れた時に
まずは小さな事からコツコツと実践し続ける事が『経営のコツ』であると理解できると思います!
本日のまとめ
これまで『スタジオ経営者になる方法』として5回に分けてお伝えして参りましたが、
スタジオ経営に関わらず、事業を『始めるだけ』であれば『お金』で解決できちゃうことなのです。

結局、世の中『カネ』なのかぃぃ!!!
と、思われてしまいそうですが…
事業を始める事は『簡単』でも、収益を増加させつつ『経営し続ける』事は『お金』では解決できない事なのです。
お客様からの信頼と、社会への貢献が無ければ、あなたが経営者であり続ける事は難しく…
それだけではなくて、
お客様や社会の為だけではなく『自分の為にもなる事業』こそが大切な要素なのです。
スタジオ経営者になったら『ゴール』ではなく
正にここからが『スタートライン』であるとの気構えを持って、尽力して頂きたいと思います。
経営者になる前よりも、なった後の方が学ぶ事が何百倍、何千倍も多いので…
そんな話をすると気が抜けてしまいそうですが…
『誰かの為に自分ができる事は?』というスタンスを忘れなければ、どんな荒波も乗り越える事が出来ますので、自分を信じて、この航海を続けてみてくださいね!
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