今回のお悩み相談
SNSを活用した方が良いと聞いて始めたけども
『何から始めていいのか分からないぃぃぃ‼』と
頭を抱えてしまった事業者さんのお話をご紹介致します♪
結論
- インスタグラムの活用が現状では最適解
- 「誰かの悩みが解決できる情報」を心掛ける
- フォロワー数は生徒集客にあまり関係がない

スクールビジネスのコンサルタントやアドバイザーなどの中には、自身でスクールビジネスを実際に経営した事が無い人がとても多いという事実があります。
『習い事経営の大学ブログ』では、多店舗展開の実績とスクールビジネスでFIRE(経済的自由)を獲得しコンサルティング会社も経営する、がおうさん自らがリアルで実践的な有料級の情報を公開しています。
インスタグラムで集客施策
スクールビジネスを経営するにあたって、SNSを活用されない事業者さんは
『今は』生徒獲得に苦労していなくても、
『この先』間違いなく
体験者数の減少や生徒数が伸び悩む未来が来ることを知って頂きたいのです。
そもそも、SNS等で集客施策が必要な理由は…
事業者側が伝えたい情報が
- お客様へダイレクトに届く点
- 継続的に届ける事が出来る点
- 届けたいお客様を事業者側が簡単に選定できる点
主に、このメリットがポスティングやフリーペーパーなどの集客施策に比べて圧倒的に高く、
そして即効性がある為に多くの事業者が、今では当たり前の様に活用されています。
なぜインスタグラムなのか?
TwitterやFacebookなど様々なSNSがある中で、なぜインスタグラムが現代において最適解なのか?
これは利用者層が「若年層~高年層に幅広く利用されている」という点と、
文章を読み進める事で情報を得る媒体ではなく、
写真や動画など『直感的に情報を得る媒体』であるという事が挙げられます。
スクールビジネスにおいて、『発信するべき情報』の中で、
最も重要な3つの情報というものがあります。
それは
- 講師の『人柄』
- クラスの『雰囲気』
- レッスンの『難易度』
この3つの情報を、必要としているお客様へ
『適切な情報量』と『適切な発信頻度』によって
継続的に与え続けられるツールが、
インスタグラムの特徴にマッチしているので、多くの事業者が活用しています。
『SNSを活用しているけども、全然人が集まらないよぉぉぉ!!!』と
感じている事業者さんは、先ほどの『発信するべき3つの情報』について、
『適切な情報量』と『適切な発信頻度』で情報発信できていたか?を
改めて考えて見てください。
ご相談に来られる多くの事業者さんは、上記の方法ではなく
『自分が伝えたい情報』『お得さをアピールする情報』
この様な情報を提供している場合が多いのです。
そして、その情報量も発信頻度も、
お客様が『あぁもうお腹いっぱいだよぉ…』と
思えちゃうような量や頻度で、
情報を出し続けている事業者さんがとても多いのです。
既にインスタグラムを活用している方の中で、特に注意をして頂きたい『行動』は
『1日に何回も』投稿をしてはいけないという事です。
特にインスタを始めたばかりの経営者に多く見られるのですが、
投稿する写真を1つの記事投稿にまとめるのではなく、
連続で何回も投稿してしまう事によって、
事業者側視点では『これだけ沢山投稿したから1記事ぐらいは誰かの目に留まるだろう♪』と
安易に考えてしまいますが、
お客様側視点では『この事業者の記事が何個も出てきてほんと邪魔なんだけど…』となり、
その結果『ブロック』されて情報が届かない状況に陥ってしまいます。
これは特定のスクールビジネスに限定される事ではなく、どのビジネスも同じことが言えます。
例えば、
ダンススクールでも1日に何度も
『キャンペーンしてますよぉ~!』『ここで開講していますよぉ~♪』などの情報を
『送る側の都合』ではなく、
『受け取る側視点』で物事を捉えられたときに、
それはただの『ノイズ(雑音)』だと理解できると思います。
この『ノイズ』とならない為の広告戦略については、
イソップ寓話で有名な『北風と太陽』のお話がとても分かりやすいのですが、
これらについては過去記事で解説しています♪

インスタグラムの凄さを知ろう!
インスタグラムはFacebook社が所有するコンテンツになるのですが、
インスタグラムにとってどんな利用者(ユーザー)が『良いお客様』であるか?を
我々、利用者側が考える事が大切なのです。
具体的には、インスタグラム運営側からすると、
『嘘の情報』や『詐欺の情報』や『不快に思える情報』など
『有益ではない情報』を発信する人に対しては、
インスタグラムを利用してほしくないのです。
そんな情報ツール誰も見なくなっちゃいますからね、、、
逆を言うと
『有益な情報』や『誰かの悩みを解消できる情報』や『社会に役立つ情報』などを発信している利用者に対して、
インスタグラムは『良いお客様』だ!と認識してくれるのです。
ではどの様な形で『良いお客様』であるか?を選別しているのかと言いますと、
インスタグラムの社員が皆さんの記事や写真を1つずつ丁寧に読んでいるのではなく、
インスタグラムのAIアルゴリズムと呼ばれるプログラムによって、
コンピュータが判別をしています。
『具体的にはどの様に判別しているの?』と知りたくなりますが
Facebook社は公開しておりません。しかし読み取れる方法としていくつかの指標があります。
それは『多くの人が読む記事』『多くの人がいいね!を押す記事』は
『良質な情報を投稿する良いお客様』として認識されるのです。
『有益な情報を投稿しているお客様』をインスタグラムはどの様に働きかけてくれるかと言うと、
その情報に興味がありそうな別のお客様に『おすすめの記事』として表示をしてくれる回数が増えるのです。
これこそがビジネスを行う者にとって最高の環境と言えるのです。
それは、本来スクールビジネスを行う者は『誰が買ってくれるのか?』『誰が興味を持っているのか?』が分からず。
分からないからこそ、多額の広告費をばら撒き、
もしくは「自分の労力」と「膨大な時間」と「多額の費用」を使って
ポスティングやチラシ配りなどの『買ってくれそうな人』と『運』よく出会えるまで続ける。
と言った非効率的な集客施策を行おうと考えてしまいますが、
それをインスタグラムは
『無料』で『即座』に『お客様と事業者を繋げてくれる』のです。
この結果、お客様が『求める情報』と
事業者側が『提供する情報』がマッチングしやすく、
来店動機に繋がりやすいのです。
しかし、大前提として我々事業者が『有益な情報を投稿しているユーザー』である事が必要となるため、
『カタログアカウント』と呼ばれる、ビジネス広告のような情報ばかりを発信しているユーザーに対して、
インスタグラムは『このアカウントは広告の為にやってるだけで、誰の悩みや社会に役立つ情報を発信していないぞ!』
と、認識されてしまい『おすすめの記事』として紹介され辛くなります。
では、どの様な記事を作成する事が事業者側に求められるのでしょうか?
誰かの悩みが解決できる情報が求められる
インスタグラムに『有益な情報を発信しているユーザー』であると認識してもらうためには
『誰かの悩みが解決できる情報』を多く発信し、
『多くの人が読む記事』『多くの人がいいね!を押す記事』となる事が求められます。
しかし多くの事業者は
『お得な割引情報』や『お店の場所』や『同業他社との優位性』などを発信し、
『どうですかぁ♪私のスクールは、いいお店なので皆さん来てくださぁぁぁぁい!』
と、いう声が聞こえて来そうな投稿をしてしまうのです。
これではスクールに少し興味が出てきた人達ですら
『広告っぽい情報発信ばかりでうんざりする』と思われてしまいます。
まずは『興味』あるお客様を確実に入会させる『集客動線』を確立する事が大切であり、
そのためには先ほど伝えた、スクールビジネスにおいて
『発信するべき情報』最も重要な3つの情報である
- 「講師の人柄」
- 「クラスの雰囲気」
- 「レッスンの難易度」
この情報だけでも、お客様立場で考えた時に
『知りたい情報はなんだろうか?』という視点で情報を発信する事が求められます。

どんな先生が教えてくれるのかな…

クラスは馴染める雰囲気なのかな…

難易度が高すぎたらどうしよう…
この様な形で、来店するまでに
『不安だなぁ~』『心配だなぁ~』とお客様が感じれる要素を『全て取り除いてくれる』スクールと、
全くそうではないスクール。あなたならどちらに足を運んでみたいでしょうか?
講師の経歴などを発信し『こんなすごい先生が居るんですよ!』と伝えて見たり、
スタジオの内観の広さだけを発信し『どうですか!こんないいスクールなんですよ!』と伝えて見たり、
とてつもなく上手な生徒の動画を発信し『すごいでしょ!うちの生徒はこんなに上手なんですよ!』と伝えたとしても
お客様にとっては『へぇ~』で済まされ、来店動機にはなり辛いのです。
なぜなら、お客様は『その習い事をしなくても、生きていくうえで何ら問題が無い』というベースの上に
『習い事』を選択しているからです。
「別にやらなくても良い」「別にあなたのスクールに行かなくても良い」
と言うスタートラインで物事が始まっていると理解できた時に、
自身の団体や自分自身の『凄さ』をアピールしても『あぁ凄いんですね!』で終わってしまいます。
そうではなく、
生徒を増やす目的でSNS等を行うのであれば、
『誰かの悩みが解決できる情報』以外、与える必要はどこにもないという事なのです。
自己顕示欲を満たす為のツールで終わらせない
「SNS」が世の中にもたらした最大の発明とは
『自己顕示欲』を満たすプラットフォームが現れたというものではなく、
その欲求を持つ人たちを集め、その欲求を持つ人たちへ効率的に
「有益な情報を発信」する事が可能なシステムを構築した事にあります。
例えば、私38歳の何処にでも居る様な「おっさん」が、
美味しそうな料理の写真を掲載し「美味しかったわぁ」という文章の記事だけで発信していても、
誰も興味を示しませんよね?
しかし、その「おっさん」が、
美味しそうな写真と「自己顕示欲」を満たすコメントの掲載だけではなく
- 具体的にどの様に美味しいのか?
- お店の住所
- 最寄り駅
- 食べ物の値段
- 駐車場の有無
- 電子決済の可否
- 営業時間や休業日
- その他お店に関するお得情報
これらを掲載していた場合、その投稿記事は『価値ある情報』に変わるのです。
『自分の欲求を満たす為だけの行動』なのか?、
それとも『誰かの欲求を満たす為の行動』なのか?
ここが『稼げる人間の考え方』と
『稼げない人間の考え方』の分かれ道となります。
フォロワー数が目的ではない!
SNSを集客施策として開始すると『フォロワー数が全然伸びない…』と
相談しに来る人が後を絶たないのですが、
物事は常にシンプルに考える事が大切です!
スクールビジネスを行う人は『フォロワー数を増やすため』に事業を行っているのではなく
『利益を増やすため』に事業を行っています。
フォロワー数は多ければ多いに越したことがないのですが、
多くても『来店する人』が少なければ意味が無いのです。
ビジネスとしてSNSを活用する際の注意点として、
『フォロワーが増えたから集客が増える』ではなく、
『SNSを活用する事自体が集客が増えるきっかけになっている』と認識したうえで運用する事が求められます。
フォロワーが増えないからSNS辞めます!と言っていたら本末転倒です。
生徒が増える方程式に『機会数×成約率=売上』と言う考え方があります。
『機会数』すなわち『知ってもらう活動量』が生徒増加には最も重要な要素なのです。
これらの事から、フォロワー数ではなく『知ってもらう活動』をSNSでどれだけしているのか?
ここを意識して運用する事が大切なのです。
機会数については過去記事で解説しています♪

好意の返報性を活用する
『好意の返報性』とは
「自分が相手に好意を示す事で、相手も自分に好意を示す」
というビジネスシーンだけではなく恋愛などにも大いに役立つ手法なのですが、これはSNSでも同じ現象が起こるのです。
誰かの記事に「いいね!」をしてあげる事で、
人は『いいね!してもらったから、いいね!し返してあげなきゃ』という心理が働きます。
勘の鋭い方はここで分かりますよね!?
SNSを使った『知ってもらう活動』とは好意の返報性を利用して、
『まずは自分から相手の記事を賞賛する事』で
『相手が自分の記事を見てくれる率を上げる事ができる』という事なのです。
その相手となる対象は、ありがたい事に多くの場合、
自身の行うスクールビジネスを関連付ける『タグ(例:#ダンス)』などで、
相手が自発的に意思表示をしてくれています。
そして最も重要となるのは、
我々、事業者が集客において一番困る事は
『誰がお客様になってくれるか分からない事』でしたよね?
これらは、この『タグ』によってインスタグラム上で集計する事ができ、
その人たちを対象に『好意の返報性』を活用するだけで、
スマホをタップする親指一つだけで集客ができるという点が挙げられます。
どの様なタグが集客に効果的なのか?については
超有料級のお話となるので控えさせて頂きますが、
本日お話した内容に沿って行動して頂くだけで、集客効果は格段に高まるのです。
本日のまとめ
インスタグラムの特徴と、スクールビジネスで大切な情報発信内容を理解し、
それらを上手に活用する事で『無駄な時間』『無駄な経費』『無駄な労力』を使わずに
事業運営ができるという点を本日は知って頂けたらと思います!
『発信するべき情報』最も重要な3つの情報を意識した発信と、
『自己顕示欲』を満たす為ではなく、
お客様にとって『有益な情報を発信』できなければSNSを最大限に活用しているとは言えません。
また、SNSは『フォロワーを増やす為』に行っているのではなく
『知ってもらう活動』の場を増やす為に実施していると理解し
『好意の返報性』を活用して
『集客動線』を確立する事がSNS施策において大切な要素となります。