今回のお悩み相談
ある程度、稼げるダンスインストラクターになる為には
『具体的にどの様な活動が大切ですか?』と、
お悩みの新米インストラクターさんのお話をご紹介致します♪
結論
- 短期間で稼ぎたいなら『稼ぐ力』を学ぶ事
- 高単価を目指すならまずは『ダンススキル』を高める事
- 長期的に稼ぎ続けたいなら『指導力』を身につける事

どのフィールドで戦うつもりなのか?
ダンスインストラクターとして稼ぐようになるためには、
大きく分けて3つのフィールドがあります。
- ダンススキルや経歴の優劣で評価される領域
- 指導力や人間力で評価される領域
- 低価格なサービスや集客施策で評価される領域
これらの3つの領域の、どこで自分は『戦うつもりでいるのか?』
まずはこちらを明確化させる必要があります。
例えば、無難に教える程度のスキルはあるが、経歴や実績が乏しく、指導経験もほとんど無い方は
人間力や低価格なサービス、入会キャンペーンなどの集客施策などのフィールドでしか
『現段階』では戦えない。と見えてくると思います。
しかし、客観的事実からではなく、
自分の願望のみによって戦うフィールドを決めてしまう場合に気を付けるべき事は、
そもそも、そのフィールドで『勝つ見込みがあるのか?』
そのフィールドで結果を出すまでに「どの程度の『資源』を使うのか?」という
『コスト意識』を持つ事が大切なのです。
人は何かを行うときに、必ず『お金』『時間』『労力』この3つの資源を消費します。
例えば、『ダンススキルや経歴の優劣で評価される領域』で稼ごうと考える際に、
この『3つの資源』をどの程度消費するのか?を考える必要があります。
目標達成までに
- 「何時間」or「何か月」or「何年」必要なのか?
- その期間に必要となるお金はいくらなのか?
- どの程度の労力を注ぐ必要があるのか?
そして何よりも重要な事は、
『3つの資源を費やした以上の報酬が、将来見込めるのか?』という事です。
ビジネス用語で『費用対効果(ROI・投資収益率)』と言います。
この3つの考えから導きだされる「費用対効果」を考慮したうえで、
私は『〇〇年後には目標が達成できそうだな!』と道筋を立てて、
行動する事が大切となりますが、
それを達成するまでに5年や10年など長時間を要する場合や、
そもそも『費用対効果が低い対象に、3つの資源を大量に使う必要がある』目標であれば、
進むべき道を考え直す必要もあるという事です。
※今回、稼げるインストラクターとしての考え方をお伝えしていますが、
全ての事象を費用対効果で判断するべきだと言っているわけではありません。
有限である『人生という資源』をどの様に使うか?を
しっかり考えて行動する事も大切なのです。
まずは、自分が今持っている『武器』を発揮できる『環境』で戦いながら、
自分が次に目指すフィールドに行くためには、
どの程度の『3つの資源』が必要で?
どの程度の『費用対効果』が見込めるのか?
を計算し、行動し続ける事が成功への道筋となります。
短期間で収益化したい方は!?
月1万~3万程度の副業レベルの収入や、
短期間で収益化を目指しているインストラクターさんに大切な能力はズバリ
『稼ぐ力』が試されます。
「稼ぐ力」とはダンススキルや指導スキルではなく、
ダンスに限定されるものではない、純粋な『行動』する力です。
多くのインストラクターの皆さんは、短期間で稼げるようになるために
自身の『スキル』・『経歴』・『指導力』が必要だと思われてしまいがちですが、
実はそうではありません。
とてもシンプルなお話ですが『知ってもらう活動』を
ただ『行動』し続けるだけで『短期間で収益化』ができるのです。
スキルや指導力というのは、その次に必要となってくる能力であって、
まずは何よりも『知ってもらう活動』が大切なのです。
『知ってもらう活動』とは何か?が気になる方は過去記事で解説しています♪


この誰でできてしまう『行動力』に
貴重な3つの資源を割くのではなく、
他の事柄に費やしてしまう事で、
他の事業者や、他のインストラクターに行動力の差で負けてしまい、
生徒が獲得できず収益化が遠のいてしまいます。
どんな行動施策をすればいいのか?
私が経営するダンススタジオが、
毎月多くの体験者で溢れかえっているのは、莫大な広告費を使い集客施策をしているからではなく、
それらの経費を一切使わずとも、毎日コツコツとSNSや公式サイト・ブログなどを更新し、
またその行動を自分だけで完結するのではなく、
所属する先生方にその目的・効果・やり方を伝え、賛同してもらえる様に働きかけ、
先生方が自発的に取り組める環境を構築してきたことで、
多角度的な広告戦略が可能となり、広告宣伝費に悩まされる事無く、
高い利益率を維持したまま経営ができている仕組みがあります。
これはスタジオや団体の規模の問題ではなく、
たとえ独立して間もないインストラクター1人の団体であったとしても、
スタジオが無くレンタルルームや公民館等で実施をしている団体でも同じことなのです。
現に私も所属インストラクターが居ない頃から、一人でコツコツと積み上げた事が、
今になっては全て財産となっています。
これを外注に頼り切っていたら、現在も広告戦略は他人任せの経営者になっていたでしょう。
まずは『SNSでの知ってもらう活動』と
『公式サイト・ブログの更新頻度を上げる』
この2つだけでも効果が高まります。
逆を言うとこれすら『面倒だな…』『忙しいから…』と
理由をつけてやらない方は、
どんなビジネスも成功する事は難しいでしょう…
なぜなら『やれば収益が増える事が分かっているのにやらない人』
『やる前からできないと決めつけている人』
これらの人は、『自分が変われば世界が変わる』と
心から信じて行動し続けている人たちが、ひしめき合うビジネスの世界では後れを取ってしまうからです…
お客様は、後追いばかりをしている事業者に
『優位性』や『独自性』の『価値』を感じてはくれないのです。
まずは行動してみる!これが肝心です。
そして慣れてきたら、どの様に発信すればお客様の目に留まるだろうか?というアンテナを立て、
失敗をしても行動し続ける事が大切なのです。
本日は心構えについてお話しましたが、具体的なSNS施策については別の機会でお伝え致しますね♪
高単価を目指すのであれば!
ダンスインストラクターとして高単価を目指すのであれば、
『ダンススキル』とその実績となる『受賞歴』がとても重要となりますが
『スキル』があればそれで安心というお話ではありません。
現に、ダンススキルが高く、有名な大会に多数受賞していたとしても、
インストラクターとしての指導単価はさほど増加しないのです。
新たに受賞歴が増えたとしても「〇〇円自身の報酬額が毎月増える」なんてことは無く、
世界的に有名な大会や、ダンサーだけではなく一般の方まで認知度の高い受賞歴でなければ、
自身の価値が高まりづらいというのがこの業界の現状でもあります。
『なぜ価値が高まらないのか?』といいますと、
既に団体や店舗を持たれて経営されている事業者さんであれば
『たったそれだけの理由で会費額を上げる事などできない』と
深く同感できると思います。
これは、所属スタジオ側が「ダンス業界のタイトルを軽視している」というものではなく、
ダンスを習いに来る多くのお客様が『軽視』しているからなのです。
『だったら!軽視しないお客様だけ来るスタジオにすればいいじゃん!』と思えそうですが、
なぜそれが経営において難しい事なのかを過去記事で解説しています♪

ダンスを習いに来るお客様にとって、ダンス業界で世界的に有名な大会で優勝した経歴があったとしても
『へぇ~そうなのですねぇ!』程度で
『握手してください!サインしてください!写真一緒にお願いします!』とはなりません。
それだけ、まだまだダンス業界というのは一般に知られていない小さなコミュニティーという事なのです。
それらを分かったうえで、『ダンススキルや経歴の優劣で評価される領域』に挑戦される
覚悟を持つ事がとても大切なのです。
その中で高単価となりえる先生は『どうしたら高単価になれるだろう?』とアンテナを立てる事が重要で、
『受賞歴が増えたので、単価を上げてください!』と所属先のスタジオに打診するという愚行に出るのではなく、
『スタジオ側にとって価値ある存在ってなんだろう?』と考える事がとても大切です。
自分の価値をどう決めるか?
スタジオに所属して高単価を目指すのであれば、
経歴やダンススキルがある自身の価値を、スタジオ側に示すだけではなく、
『スタジオ側から見た自身の価値』はどの様に映っているのかな?とフラットな目で見る事がとても大切です。
『スタジオ側から見た価値』はその立場を経験した事の無い人にとっては、イメージがし辛いと思います。
今回は、ほんの一例をご紹介致しますね!
低コストである
輝かしい経歴によって、広告宣伝費をあまり必要とせずとも生徒が集まる先生
自発的である
SNSなどでスタジオの宣伝を自発的に行い集客の協力ができる先生
入会率が高い
お客様に来店してもらうまでに発生した様々な集客施策に関わる経費を無駄にすることのない先生
退会率が低い
魅力的なレッスンによって退会させる事無く、常に高い収益率を維持できる先生
挑戦し続ける先生
活動的であり新しい事にどんどんチャレンジする先生はその存在だけでも価値があります
ほんの一例のご紹介でしたが、
ポイントは
- 『経費を無駄にしない』
- 『経費削減に貢献する』
- 『利益率に貢献する』
これらの要素がスタジオ側視点での『価値』なのです。
そしてこれらは、経費を削減した事で収益性が改善し、利益率が上昇した事で収益性が改善し、
その改善した『収益』があなたに還元されるから『高単価になる』という事なのです。
ですので高単価を目指されるインストラクターの皆さんは、
スキルや経歴が上がったから高単価に『して』という発想ではなく、
それらを上手に活用し『収益性に貢献』した事で高単価に『なる』というプロセスを見据えが行動が求められます。
『〇〇して』というお願いの発想ではなく、
「『〇〇になる』という未来になるように行動する」という発想は、
これはダンスの世界だけではなく、人と人との関わり方でも大切な考え方ですよね!
『〇〇だから当たり前!』という考え方では、相手も態度を硬化させます。
しかし、相手が『有難い』と思える行動を、相手に言われる前から率先して自身がする事で、
人の正しい道は開けると信じています。私自身この考え方で成功する事ができました。
そしてこの考え方は。私にしかできない事ではなくて、
誰もが簡単にできる『再現性ある行動』だと私は信じています。
上記のお話は、スタジオに所属するインストラクターだけではなく、
自身で団体を運営するインストラクターにとっても収益増加の為には必要な要素となります!
長期的に稼げるようになる為の『指導力』については、
この業界で、なが~~~く活躍する為の最重要スキルとなるため1記事では収まりきらない事もあり、また改めて記事にしてみたいと思います♪
本日のまとめ
稼げるダンスインストラクターとなる為には、まずは『どの様なフィールドで戦うのか?』を明確にしたうえで
『3つの資源』となる「時間」「お金」「労力」を消費した以上の『報酬(費用対効果)』が得られるのか?
これを軸に行動基準を決める事が大切です。
短期間で稼ぐためには『知ってもらう活動』をインターネットを活用して行い、コツコツと積み重ねる事が大切です!
高単価になる為には、『自分がどの様にしたら求められる存在』になれるのか?を考える癖を付けて、
実際に相手の利益になる事を実践し続ける事で、
それがあなたの『価値』になっていきます。
稼げるようになる道のスタートラインは選択肢が多いのですが、
稼げれるようになるゴールは、おおよそ同じような出口になります。
それは『自分が儲かりたい』ではなく
『相手にどう貢献できるのか?』が『自分の儲けに繋がっている』という事なのです。